商品詳細
ローランサン
子羊(小動物物語)
作品情報
- タイトル
- 子羊(小動物物語)
- 作家
- ローランサン(Laurencin Marie)
-
19世紀末のパリに生まれ育ち
20世紀はじめのさまざまな芸術運動の洗礼を受けながら
独特の美的世界を作り上げ女性画家1883(明治16)年に生まれ、夢見がちな少女時代ののちに画家を志すようになり、
当時の先進的な芸術家グループの一員となります。
彼らのたまり場だったアトリエ兼用の古いアパート、通称「洗濯船」で、
ピカソやアポリネールらとの伝説的な青春時代を送るうちに、
「淡い色調と簡潔なフォルムによる憂いをたたえた詩的な女性像」という
独自の画風を作り上げました。
30歳になるころには有望な新進画家として世に知られ、
当時、パリに各国から集って「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた
多くの芸術家たちの中でも、重要な一角を占めるようになったのです。ところが、31歳の結婚直後に始まった第一次世界大戦のため、
その後7年間に及ぶ亡命生活を強いられます。愛する故郷や親しい友人たちとも
離れたこの間の作品は、どれも痛いような孤独にあふれていました。戦後、離婚して単身パリに戻ってからのローランサンは画風を大きく変えます。
それまで彼女の絵にぴったり寄り添っていた「憂い」を消し去り、繊細さと
華やかさと官能性をあわせ持つ、夢の世界の幸せな少女像を生み出しました。
再び戦争に向かう前のつかの間の爛熟した平和のひととき、「狂乱の1920年代」
のパリで、ローランサンは時代の雰囲気の表現者となったのです。
ローランサンに肖像画を注文することが上流婦人の流行となり、
また舞台装置や衣装のデザインなどでも成功を収めました。その後、第二次世界大戦ではパリを占領したナチス・ドイツ軍に自宅を接収
される苦労も味わいながら戦後を迎え、世の美術の動きがより急進的に
なっていくのを見守りながらも、静かな老いの中で、
自らが信じる美しいものを描き続けて1956(昭和31)年に亡くなりました。
- 技法
- 銅版画
- 詳細サイズ
- 縦13.8×横10.5cm
- 額縁サイズ
- 縦38.5×横33.5cm
- 状態
- 良好
- 備考
- ed,330、1944年作
- 価格
- 売却済み
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