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商品詳細

上田 桑鳩

秋氣菁凄(七言絶句)

上田桑鳩「秋氣菁凄(七言絶句)」肉筆書掛軸

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上田桑鳩「秋氣菁凄(七言絶句)」肉筆書掛軸

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上田桑鳩「秋氣菁凄(七言絶句)」肉筆書掛軸

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作品情報

タイトル
秋氣菁凄(七言絶句)
作家
上田 桑鳩(ウエダ ソウキュウ)

作家情報

前衛書道の創始者


1899年、兵庫県吉川村(現・吉川町)に生まれる。その後、宝塚の上田家の養子となり結婚。1929年、比田井天来の門に入り、天来の下で多様な古典を学習し、1930年、第1回泰東書道展に出品、「臨黄庭経」で文部大臣賞を受賞。その後1933年、同志と書道芸術社を結成、また「書道芸術」を創刊して造形としての書について論評を発表。1937年、大日本書道院を結成。1939年の天来死後、翌年には自ら奎星会を結成主宰する。同年『臨書研究』などの古典研究を行い、敗戦後、あらためて「書の美」「奎星」を発刊し、字形のデフォルメ・紙面内の付置といった造形性から、連筆、藁筆、膠入りの墨等の素材研究などまで、実験的な作品を精力的に発表。1951年日展に出品の「愛」を巡って論議を呼び、1955年には同展を脱退する。以後、奎星会、毎日前衛書展等の他、1960年、ピッツバーグ現代国際絵画彫刻展、1961年、サンパウロ・ビエンナーレなどの国際展にも出品する。

1955年以後の晩年には岩絵の具による色彩をともなった「彩書」を手がけ、三田・方広寺等に揮亳。1968年、死去。著作には『蝉の聲』をはじめ、作品集・入門書・各種指導書等多数。

◆井上有一が師と仰ぐ書家
◆日本経済新聞の題字を手掛けた


秋氣菁凄愁思生→秋氣(しゅうき)菁凄(せいせい)として愁思(しゅうし)を生(しょう)ず

辞泉見月憶家郷→泉(いずみ)を辞(じ)して月(つき)を見(み)て家郷(かきょう)を憶(おも)う

來鴻聲落羇亭夕→来鴻(らいこう)声(こえ)は落(お)つる 羇亭(きてい)の夕(ゆうべ)

爲報衆人不成夢→衆人(しゅうじん)に報(しら)せんがために夢(ゆめ)なさず

※菁凄は、ひんやりとした
※愁思は、もの悲しい気持ち
※羇亭は、旅人を泊める宿屋

 

桑鳩は文房清翫のほか古陶器・水石等を蒐集し、また小林和作などの洋画家と交流し、陶芸、絵画をはじめ、舞台芸術までその制作は及んだ。その横断的で柔軟な姿勢は、文人的な資質と西洋美術思潮とが切り結んだ独自のものであった。

技法
肉筆書掛軸・紙本
詳細サイズ
縦136×横33.6cm
額縁サイズ
縦195.5×横45.4cm
状態
ほぼ良好
紙の折れあり
備考
桐箱、タトウ紙箱付き
価格
77,000円(税込)

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