商品詳細
十三代 酒井田 柿右衛門
錦菊文花瓶
作品情報
- タイトル
- 錦菊文花瓶
- 作家
- 十三代 酒井田 柿右衛門(ジュウサンダイ サカイダ カキエモン)
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(1906~1982)
1906 12代酒井田柿右衛門の長男として佐賀県に生まれる
本名は渋雄
1924 有田工業学校製陶科を卒業
1953 父と濁手素地の復興に成功
1955 「柿右衛門」の製陶技術が文化財保護委員会より、記録作成等の措置を構ずべき無形文化財として選択を受ける
1963 13代酒井田柿右衛門を襲名
一水会審査員に就任
1964 日本工芸会正会員
1966 佐賀県文化功労者
「柿右衛門」の陶芸技法が佐賀県重要無形文化財に指定
濁手草花文蓋物が宮内庁に買上げ
1967 佐賀県重要無形文化財に認定
1969 皇居新宮殿に濁手瓢形壷一対を制作
1970 佐賀県陶芸協会会長に就任
濁手菊鳥文壷が外務省に買い上げられ、サンパウロ日本館に展示される
1971 13代を会長に上級技術者11人で柿右衛門製陶技術保存会を設立
これは素地の調製から作品完成に至るまでの工程を江戸時代以来の分業による集団体制で、伝統の濁手によって柿右衛門様式を制作する技術保持を目的とした団体です。技術保存会による「濁手」の技法が重要無形文化財として総合指定を受けました。
濁手露草文鉢等が宮内庁に買上げ
東宮御所の御用食器を納入
濁手花鳥文陶額がオランダ日本大使館展示品として外務省に買上げ
1972 紫綬褒章を受章
1974 迎賓館に濁手梅花文壷を制作
1975 西日本文化賞を受賞
濁手草花文鉢と濁手椿文壷が文化庁に買上げ
1976 柿右衛門製陶技術保存会が技術保持団体として認定
1978 勲四等旭日小綬章を受章
1982 有田名誉町民の称号を受ける
個人作家として新しい柿右衛門の確立を目指した13代は、伝統を墨守し続ける頑固な父の方針に不満を持ち、お互いの方向性の違いから親子喧嘩が絶えなかった事でも有名です。この父より受け継がれた職人気質を基礎に現代様式の柿右衛門を創造すべく、日本画家、彫刻家、芝居役者、政治家、実業家等のあらゆる分野の人々と交流を深め、近代的な独自の新意匠を取り入れた新境地を築き上げました。頻繁に全国各地の野山へ出掛けては膨大な量のスケッチを取った事でも知られており、こうして図案化されたものが濁手素地の上に彩られました。芸術作家としての柿右衛門の評価は13代の出現で不動のものとなりました。
- 技法
- 磁器
- 詳細サイズ
- 高さ17.1cm
- 額縁サイズ
- -
- 状態
- 良好
- 備考
- 共箱
- 価格
- 33,000円(税込)
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